Scent

S c e n t

ボタニカル　パヒューム

匂いに満ち溢れたこの世界で、呼吸をするたびに匂いは酸素とともに身体に入り込む、私たちが気づいても気づかなくても..。
手のひらに残る庭で摘んだミントの香り、焼き立てのパンの匂い、雨上がりに立ち上る思わず深く息を吸い込みたくなるような緑の香り、記憶の中のあの人の香り…etc
五感の中でも嗅覚は本能的、野性的であると言われています。脳の感情や記憶、ホルモンを司る部分に働きかけるためです。
いい香りを嗅ぐと気分がリラックスしたり、嫌な匂いを嗅ぐとストレスを感じたり、というように。

アロマテラピーで使われる精油は、植物の葉や花、樹皮、種子などから抽出された芳香物質です。植物にとっての精油の働きはまだ未解明な部分も多いのですが、昆虫や動物に対する誘引作用、禁忌作用、抗菌作用など生き抜くために作られているものです。

精油は単品でもいい香りがしますがいくつかの精油をブレンドすることにより香りに奥行きや
ニュアンスも加わりその作用も穏やかになります。
目的や気分に合わせて食べるものや着るものを選ぶように、時には自分のために、誰かのために香りを選び、纏ってみる。
吸気と共に心の中に広がっていく感情。
この香りを求めていたんだ、と気付く。